テレビを見るとほぼ毎日、食品の効能などに対する情報が流れています。
私の母も12:00の時報とともに某テレビ局にスイッチをあわせていますし、日曜日は夜の9:00以降に電話がかかってきて、突然「○チャンネル見なさい。いいのやってるわよ。」とひと言だけ述べ“ガチャン”と電話を切ります。少し前のことですが、家で夕食を食べようと食卓に着いたら、山盛りの生キャベツが登場!「今日テレビでやってたんだけど、食事の前にキャベツを食べるといいんですって。」(私の職業分かってるのかしら・・・?)
ところで、「日本食品成分表」というものがあります。(家庭科の時間で使ったことがあるのではないでしょうか。)食品に含まれる栄養素が分析され、その量が記載されているものですが、そこには1882食品載っています。この食品1つ1つを解説しても1882日かかりますし、また、各栄養素別に取り上げたら・・・ネタはつきません。さらに、最近は栄養素だけではなく、食品に含まれる特殊な成分(例えば、キャベツのイソチオシアネートなど)の効能が注目されています。
こんなことがあります。「緑黄色野菜に多く含まれるβ‐カロテンにはがんを予防する効果があります。」このことはいろんなところで取り上げられていますし、みなさんもよくご存知ではないでしょうか。しかし、以前フィンランドで、喫煙男性3万人を対象にβ‐カロテンを多く与えたグループとそうではないグループを比較したところ、肺がん発生率や死亡率はβ‐カロテンを多く与えたグループのほうが逆に高かったという結果が発表されました。つまり、ひとつひとつの栄養素または成分にはそれぞれ効果はあっても、それだけを極端に摂っていては、効果は現れなく、かえって偏ったことにより問題が生じる可能性があるのです。
せっかく食べ物から与えられた効能。みなさんはそれをなくしてしまうような食べ方をしていませんか?(ちなみに母には専門家として教育的指導を入れてはいますが、み○も○たさんにはまだ勝てません。ただ幸いなことに、すぐ飽きちゃうんですよね・・・。かわいい母です。)

